歳をとると、なぜ姿勢が悪くなるのでしょうか?
年齢を重ねると、また、少しずつ関節の適合性(アライメント)が乱れてくるため、それに対応しようと骨格全体でバランスをとろうとします。骨格を支持する筋肉が低下します。そのため、見た目の姿勢が悪くなります。見た目の姿勢が悪くなったとしても必ずしも身体が悪くなるわけではありません。骨格は歪むことでバランスをとります。その結果として、平衡状態をキープしているうちは痛みや張りなどの症状が出ない場合があります。姿勢が悪くても身体には全く異常を感じない人がいるのはこのためです。但し長い期間、悪い姿勢や骨格が歪んだ状態であり続けると、関節や骨の構造的な障害が発生します。
50歳代前半で身体のあちこちが痛みますが、これから整体を受けてもすでに手遅れでしょうか?
関節の変形は40歳代から画像で認められるようです。
50歳代になると、関節の変形による不具合を実感されるようになります。
一度変形した関節が元に戻ることはありません。但し、進行を遅らせることは可能です。
その方法として、整体による骨格のバランスを維持しておくことが挙げられます。
年齢は早いに越したことはありませんが、遅すぎることもありません。
変形が進まないことは、見た目の美しさにも影響が出てきます。
美しさと健康を両立させるうえでもバランスの良い身体は必須です。
あともう一点、身体の痛みについてです。
痛みの出る身体は基本的に歪みがあるため、関節に負担がかかっています。
そしてその状態が長期間続くと、関節周囲の筋肉が緊張するために関節内圧が高まります。
その時、関節内は軟骨を削る動きを出してしまうのです。
まさに負のスパイラルに突入してしまうので、バランスを整えて関節への負担が減少するように取り組みましょう。