頭痛でこめかみを押さえなくていい快適な毎日
朝、起きたら首が動かない。そして頭痛がする
夕方になると、じわじわ頭痛が出てくる
目の奥に閃光が走って、そのあとに頭痛がする
こういった頭痛が月に何回もあって
そのうえ医療機関では「異常なし」という場合(内科疾患がない)
あなたの頭痛が軽度〜中等度くらいまでの場合は改善する可能性が高いです
自分で治せる頭痛・治せない頭痛
頭痛と一口に言っても様々な種類と病態があります
頭痛は大まかに分けて一次性頭痛と二次性頭痛があり
原因のはっきりしない一次性頭痛(セルフケアや民間療法が有効)
病気などの関連で起こる二次性頭痛(医療機関の受診が必要)
に分類されます
病気などによる二次性頭痛は、原因となっている病気そのものが治らない限り頭痛は収まらないのが特徴です
身近にある事例では、歯の痛みで頭痛が誘発される場合、歯の痛みが改善されない限り頭痛も消えないといった具合です
さらには二次性頭痛の場合、クモ膜下出血などの重篤な疾患の場合にも発生するので命の危険がある頭痛です
二次性頭痛の場合は基本的には医療機関の受診となります
では一次性頭痛の場合は?というと原因がはっきりしない頭痛なので
大抵の場合、医療機関で「異常なし」と判断され、薬を出されて「様子をみてください」となります
このサイトで改善する頭痛は、一次性頭痛 特に緊張性頭痛に限る。と考えてください
一次性頭痛の中でも緊張性頭痛は最も頻度が高い頭痛として知られている
二次性頭痛の可能性を除外できたら、緊張性頭痛を解消することであなたの頭痛が改善されるかもしれません
整体で改善できる頭痛。そのメカニズムとは?
整体で改善できる頭痛は基本的に緊張性頭痛となります。
ここでは緊張性頭痛がどのような仕組みで引き起こされるのか解説したいと思います
緊張性頭痛は身体的ストレス+精神的ストレスが合わさると発生する確率が高まります
※一般的な情報は頭痛学会や製薬会社のホームページに色々と掲載されていますので参考にしてください
緊張性頭痛を整体や姿勢の専門家としての視点で解説するならば
身体的ストレス=不良姿勢や骨格の不整が土台となって、頭や首回りの筋肉がからだの位置関係をキープするために
緊張し続ける状態が起こります
これに
精神的ストレス=神経的な緊張状態が重なると、頭や首周りの筋肉がさらに緊張します
この筋肉の緊張が引き金になって、頭痛を引き起こす発痛物質が分泌され痛みが活性します
この理屈で言えば、身体的ストレスが限りなく少ない状態では精神的ストレスがあっても
頭痛は起こらない。ということになります
頭痛持ちの人が永続的に頭痛から解放される状態になるためには
身体的ストレスを低減することがカギとなります
自分でできる緊張性頭痛の改善方法とは
次に、自分でできる頭痛の改善方法へうつりたいと思います
頭痛が起こるからだでは2つの状態があると考えられます
一つは、背骨のねじれ、すなわち回旋による関節の位置不良
このタイプの頭痛は締め付けられる窮屈さを感じるものや
関節スペースの狭小により動きに固さを感じるようになるのが特徴です
もう一つ、関節が縦・横にズレることによって起こる頭痛
このタイプ常に痛いわけではなく、首をは動かした時に
ピキっと走るような痛みを感じる特徴があります
頭痛持ちと自覚する方は前者のタイプが多いと思われます
ここでは背骨がねじれていることで起こる頭痛の改善をお伝えします
手順1
まず、背中を見るように振り向きます。これで首がどちらに回転しやすいか確認します
首のねじれが軽度〜中等度の場合は向きやすい方向へ回転させて動かすのが基本となります
手順2
次に、頭を横に倒してみて、どちらに傾きやすいかを確認します
首のズレが軽度〜中等度の場合は傾けやすい方向へスライドさせるのが動かす基本となります
手順3
手順1で確認した向きやすい方向へ顔を回転させます。回転させた位置で
手順2の向きやすい方向へ押せるように、首側の手をセットします
(右に倒しやすいとき→左首に左手を添える)
(左に倒しやすいとき→右首に右手を添える)
手順4
手順3で首に添えた反対の手で頭を横から押さえます
(左首に左手を添えた場合→頭の右側に右手を添える)
(右首に右手を添えた場合→頭の左側に左手を添える)
互い違いの位置に手がセットされている状態で
?前後に揺らすように動かします
続けて
A左右に揺らすように動かします
これを首周りの筋肉が緩むまで(だいたい2分くらい)繰り返します
これを1日2セットやってみてください
1週間くらいで改善してくると思います
【方向を見る・動かすうえでの注意】
重度のねじれの場合は、向きやすい方向が逆転してしまう事があり
※向きやすい方向に回転させて動かしても改善しない時はプロに任せるのがよいでしょう
ホームケアの注意点
頭痛が起こっている(痛みが活性化している)とき、首周りの筋肉は強い緊張を引き起こすのが普通です
緊張が強いとき、動かすとさらに痛みが強くなる可能性が高いです
痛みが強いときは安静にしているほうが安全です
今回ご紹介しているホームケアは頭痛が発生してない時の習慣として行うものであり
痛みが強いときの緊急避難の方法ではないことをご理解ください
先ほどの項目でも記載しましたが、頭痛のホームケアは軽度〜中等度で対応できるものです
理由としては、重度の場合改善の方向がわかりにくいという特徴があります
↓↓↓
重度のねじれの場合は、向きやすい方向が逆転してしまう事があり
※向きやすい方向に回転させて動かしても改善しない時はプロに任せるのがよいでしょう
頭痛を改善するには動かす方向が重要
ここまでホームケア・セルフケアの話をしてきましたが
頭痛をはじめとするからだの不調を改善するときに重要なのが動かす方向です
からだには動かしやすい方向と、動かしにくい方向が存在します
実際に右に振り向き、左に振り向きとやってみると
向きやすさの違いを体感できます。※何度もグルグル回すとわからなくなります
この感覚がわからない方や、重症化してねじれが強い場合は不用意に行わないのも選択の一つです
ねじれの判定はからだのプロである手技療法の治療家であっても、その方向を見極めることは難しいのが特徴です
一方、歪みや前後のズレは比較的わかりやすいのが特徴です
症状がきつく、重症化したものを治療するのはプロに任せるのが賢明です